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腰痛

●筋・筋膜性腰痛
運動不足や長時間のデスクワークなどによる姿勢の悪さが、筋肉の緊張をうみ、骨盤が歪むなどして血液やリンパの流れが悪くなり、さらに筋肉がかたくなるという悪循環から痛みがでます。

 

腰から背中にかけて背骨についている筋肉や腰を支える筋肉、首肩周りが疲労して緊張、こり、だるさ、違和感をうみ、腰に無理な力がかかったり過度に伸張されたりすることで痛みが生じることもあります。

 

長時間座りっぱなしの人、立ちっぱなしの人、常に前かがみの姿勢をとる人などに多いので、同じ姿勢をする場合は、30分に1回ぐらい姿勢を変えましょう。

 

 

●急性腰痛症(ぎっくり腰)
咳、くしゃみをした時、顔を洗面台に近づけて洗う時、腰から上体を折って荷物を持ち上げようとした時などに起こりますが、その前にハードワークなど全身疲労が積み重なってから起こることが多いです。

 

上肢と下肢をつなぐ筋肉が、ふくらはぎがつった時のように、激しい痛みが急激に起こり、伸ばしても縮みやすく、しばらくは身体を動かすのがつらい状態が続きます。

 

前かがみで、腰あたりに手をあてて来院される方が多く、痛みの動作としては、前に倒す前屈姿勢で特に出ますが、全身を固める為、何の動作をしても痛い状態です。

 

放っておいても1ヶ月ぐらいで改善することもありますが、1年後も痛みが続いたり、再発したりする場合もあります。

痛みがあるとずっと安静にしていた方が治りやすいと考えがちですが、いつまでも安静にしていると、体がかたくなって循環が悪くなり、かえって回復が遅くなりますのでご注意ください。

 

 

●腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアの「ヘルニア」という言葉は飛び出すという意味を表します。背骨の骨と骨の間にある椎間板というクッションに負担がかかり、亀裂から中にあるゼリー状の髄核が飛び出し、背骨の後ろを通る神経を圧迫することでしびれや痛みがでてきます。

 

腰痛のほか腰や足の痺れ、脱力感、ひどいと排尿障害などの症状が出るときもあります。

 

腰部椎間板は、前に屈んだり回旋の動作を一緒に行ったりする場合にストレスが高くなりますので日常での動作で注意が必要です。

 

 

●脊柱管狭窄症
椎間関節や椎間板が変形、変性して脊柱管が狭くなり、脊柱管を通る神経を圧迫して、腰痛や、脚にかけてしびれや痛みが起きます。

 

50代以上の高齢者に多く、背すじを伸ばして、長時間歩けません。休みながらでないと歩けなくなる「間欠跛行」を伴うのが特徴です。また夕方や天気が崩れそうな時に痛みが出やすくなります。

 

日常生活の中では、前かがみの姿勢や自転車は楽だが、のけ反る動きや立ちっぱなしはしびれを強くすることがありますので気をつけてください。症状が悪化すると、仰向けやうつ伏せで腰を伸ばして寝ることができず、しびれで、横向きになって背中を丸めないと眠れなくなったり、排尿障害などが起こる場合もあります。

 

 

●坐骨神経痛
腰椎椎間板ヘルニアや変形性腰椎症などにより、腰の神経が圧迫されると、腰から下肢にかけて走行している坐骨神経上にお尻や太もも、スネ、ふくらはぎ、足にかけて痛みやしびれ、ふくらはぎの張りなどの症状が現れることがあります。

仙骨から大腿骨の外側にむけて走行している梨状筋という筋肉が緊張して起こることも多い症状です。

施術方法

腰痛の8割は原因不明と言われます。

 

原因不明というのは、痛くて、這うように来院された人であっても、病院のレントゲンやMRIの画像診断で異常がなかった場合は、痛み止めや貼り薬を渡され、「しばらく様子を見ましょう」と言われることが多いからです。

 

病院では24時間以上痛みがひかず、夜も眠れないとか、ひどい痛みが3日以上続いてだんだん痛いが強くなっている、といった手術の対象となる腰痛は対処できますが、それ以外の腰痛に対しては
ほとんど対処できていません。

 

また筋力不足が原因だから「腹筋と背筋を鍛えなさい」と言われますが、姿勢のゆがみやバランスを無視してやみくもに鍛えても、悪化するばかりで意味はありません。

 

また肥満の人は痩せなさいとも言われます。体重が重いと椎間板に余計に力が加わるので椎間板が損傷しやすいというのが理由とされますが、これも太っている人が全員腰痛持ちかというとそういうわけでもありません。

 

当院では診断名=症状とは考えていません。椎間板ヘルニアになったとしても、痛みがある人とない人がいます。腰痛ヘルニア持ちの方でも、日によって痛みが変化したり、痛みが出る時と出ない時があるのは、神経に触れているか触れていないかの違いなので、ヘルニアだから痛いと言うのは間違いで、脊柱管狭窄症も同じことが言えます。

 

当院では、長時間のデスクワークで腰回りや上体の筋肉が固まってしまうというような、日常生活の偏った身体の使い方のくせによって全身の筋肉が緊張し、筋肉のバランスがくずれて骨格が歪み、椎間板にストレスがかかり結果的にヘルニア、脊柱管狭窄症などの腰痛が現れていると考えています。

 

例えば、当院では問診時に動作テストを行いますが、腰痛は大きく分けると、伸展型腰痛と屈曲型腰痛に分けられます。

 

伸展型は、腰椎が前方へ凸になっている反り腰で、分離症やすべり症のリスクが高い姿勢です。前側の筋肉が骨盤を引っ張り、前傾させています。身体を後ろに反らすと、腰椎が過剰に反ることで腰に痛みを感じるケースを伸展型腰痛といいます。この場合は骨盤を前に引っ張っている筋肉を緩めていきます。

 

屈曲型は、反対に腰椎が後方へ凸しており、ヘルニアのリスクが高い姿勢です。臀筋や腿の後ろ側筋肉の短縮により、骨盤前傾が制限されることで、腰背部が引っ張られて増悪するケースを屈曲型腰痛といいます。この場合は臀筋や腿裏を緩めていきます。ぎっくり腰であれば首、肩、お腹、臀部、股関節まわりの筋肉が影響していることが多いです。

 

 

腰が痛いからといって、ピンポイントで腰ばかり治療をしていても、そこが原因とは限りません。


腰痛を引き起こしている原因の筋肉を見極め、緊張をとることで、痛みを取り除いていきます。

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